こんにちは!仕事と両立・茶道ブロガーのたまごです( @JapanesePocket )
今回のテーマは「中仕舞い」(なかじまい)。
風炉の季節が終わり、炉が始まると「えーっと・・・」と誰もがつまずく、あの中仕舞いですね。
もう二度と、手元を迷うことがないように、今日この場でポイントを覚えましょう!
犬張子
中仕舞い=炉の濃茶だよ
- この記事を書いた人
Contents
中仕舞いの流れ
場面を想像しやすいように、「お茶を点て終わった!」ところから思い出してみましょう。
STEP
お茶を点てて正客に出す
STEP
正客の一啜りで、お服加減を聞く
STEP
中仕舞いスタート!
- 柄杓を構える
- 釜に蓋をする(素手)
- 柄杓を建水に伏せる(体の向きと並行=斜め)
- 蓋置を建水の下座に置く
- 客付きに回る
STEP
次客の一啜りで、問答
- お茶銘・お詰め
- お菓子の銘・ご製
STEP
末客の吸い切りで、居前に戻る
STEP
中仕舞いを解く!
- 蓋置を元の位置に置く
- 柄杓を構える
- 釜の蓋をあける
- 柄杓を釜に置く
- 水指の蓋をあける
- 水一杓、釜に入れる
- 帛紗を腰につける
STEP
茶碗が返ってくる
お茶を出し終わったあとの所作
「中仕舞いの所作が思い出せない」というより、風炉・炉、薄茶・濃茶の4パターンにおける「お茶を出し終わったあとの所作」が混乱するのではないでしょうか。(私はそうです・・・)
下表の通り整理しましたので、併せてご参照ください。
薄茶 | 濃茶 | |
---|---|---|
風炉 | 正客の一口で帛紗腰 | ❶正客の一口でお服加減→客付きへ ❷次客の一口でお茶とお菓子の問答 ❸末客の吸い切りで居前に戻り、水一杓、帛紗腰 |
炉 | 正客の一口で帛紗腰 | ❶正客の一口でお服加減(まだ動かない) ❷中仕舞いスタート→客付きへ ❸次客の一口でお茶とお菓子の問答 ❹末客の吸い切りで居前に戻る ❺中仕舞いを解く |
炉の濃茶といえば、「中蓋(なかぶた)」もチェック!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
当ブログでは様々なお点前のポイントをまとめております。
お稽古の予習に、お役立ていただけますと幸いです。
毎回変わるのでお楽しみに!