未完成の記事です。
記憶に残っている所作を断片的に記録している点、ご容赦ください。
こんにちは!仕事と両立・茶道ブロガーのたまごです( @JapanesePocket )
今回のテーマは「行の行台子」(ぎょうのぎょうだいす)。
台子は、格式の高いお点前で使われることが多いですね。
奥伝(おくでん)というだけあって、内容も複雑さを増し、かなり難しいですが、ゆっくり頑張っていきましょう!
以下の記事も、ご参考に!
<プロフィール>
- ごくごく一般的な会社員
- 裏千家茶道歴10年超
- 好きな蓋置は「一閑人」
- コロナ禍にブログを開始
行の行台子・炉 事前準備
はじめから台子に荘っておくもの。
- 【右側】水指
- 【左側・奥】火箸+柄杓
- 【左側・手前】建水+火舎(ほや)蓋置
- 【天板】棗
地板の中央に置くものはなく、左右に分かれる点がポイント!後ほど、杓立を中央に動かす所作があります。
最初に持って入るもの。
八卦盆(はっかけぼん)+茶入
次に持って入るもの。
天目台+天目茶碗+茶巾+元節の茶杓+茶筅。
- 八卦盆を持って入り、膝前に置く(盆は深く持つ)
- 足を組み、天板の棗を横から取る。一旦、左手に乗せてから、八卦盆のすぐ左に置く
- 一旦、八卦盆を天板の手前に置き、そのあと奥に置く
- 棗を持って帰る
ここまでは水屋仕事の位置付け
- 持ち方注意!
- 天目茶碗セットを持って入り、膝前に置く
- 茶入を両手で東に置く
- 茶杓を南東に置く(櫂先は上を向く)
- 茶巾を南に置く
- 茶巾の上に茶筅を置く
- 天目台+天目茶碗を西に置く(右手は茶筅にぶつからないように手前を持つ)
杓立の下の方を持つ
両手をペタッとついて、火箸を取る
縁高で5種
行の行台子・炉 お茶を点てるまで
✔ 柄杓は「置き→切り→置き→切り」と交互になる点、要注意
✔ 釜に水を入れるときは必ず「置き」になる法則
唐物+台天目+台子の融合的なお点前です!どのタイミングで帛紗の下端を取るのか、覚えるのが難しいですね。茶巾の畳み替えがある点も特徴的。
- 何も持たずに茶室に入るところから、スタート!両手をつく。
- 正面に座り、茶碗を取って居前に向く。居前は外隅よりも内側(柄杓を釜に置くときは外隅狙いでOK)
- 茶入を取り、唐物の手順で扱う。ずっと両手扱い。清める際、下端を取る。
- 仕覆は天板の左端に置く
- 茶筅は唐物のときのように、右膝側のエリアに置く(使用後は建水の肩)
- 茶杓は元節だけど象牙の扱いをする点、注意!清め拭きの際、下端を取る。
- はじめの茶筅通しのあとの露切りは右手で。小濯ぎ後、仕舞いの茶筅通しのあとの露切りは茶巾で。
- 茶巾は、都度、畳み替え。茶巾をつかんでいる右指を左指に重ねる(コーラスの人の手っぽい)イメージ。※茶巾のどこを掴むのか、要注意。「畳み替え」と「絞り替え」は別物。
- お茶は、3杓掬い出し。茶入の蓋は、裏返して天目台の羽の上(南の位置)に置く。掬い出しをしたあと、茶杓も天目台の羽の上(東の位置)に置く。櫂先で茶碗の内側(南西)をコンとする。
- お茶を出すときは炉縁から5目ズラすことなく、普通の位置(5目ズラすのは拝見)から、鐶付に出す。左奥・右手前で90度×2回転、宙で回してから出す。
火舎蓋置は、ノートをめくったり閉じたりするような手つきで蓋を開閉します。
行の行台子・炉 お茶を点てたあと
後半も、清めるときは常に下端をとっていきます!
- お茶を点てたら、膝退して控える(お服加減を聞く)
- 中仕舞い(火舎蓋置は、蓋をひっくり返して、建水があった場所/地板の左側に置く)
- 茶銘・詰めの問答(数々のお菓子をありがとうございました)
- 台天目の要領で片づけていく、小濯ぎ3回忘れずに
- 茶巾は畳み替えをする(つまり、畳み替えは合計2回あるということ)
- 水指の蓋は3手で開ける。蓋は斜め(南東)に立て掛ける
- 水次のときは、2手で水指の蓋を取り、左(西)に立て掛ける
- 最後に茶杓を清めるときも、2回とも下端をとる
- 建水の上でポンポンはしない
- 茶入を拝見に出すときは草にさばいて鐶付に出す(茶杓・仕覆とは間隔をあける)
- 仕覆を拝見に出すとき、茶杓に紐をかける
- 木地の水次は、親指で蓋を押さえない
- 天目台+天目茶碗は八掛盆の中央へ
- 清めた建水を持って入り、問答へ(建水を忘れがち…)
- 拝見後に道具を持って帰るときは、仕覆の上に茶入を乗せて、両手の親指で茶入の肩を押さえながら、茶杓を傘のように持つ。最後の挨拶のときは、先に「茶入on仕覆」を置いてから、茶杓を横に置く。
行の行台子・炉 問答のポイント
問答①
お茶を飲み終わって、鐶付に返したあとで・・・(だったかな?)
- お茶碗のご由緒は?
-
●●家伝来の灰かつぎ天目でございます(前田家など)
- 天目台は?
-
唐物でございます(行の行台子のレベルになると、絶対唐物!)
問答②
唐物で割り声をするように、水指の蓋が閉まったら、
「お茶入れの拝見を」
そのあと、
「お茶杓、お仕覆の拝見を」
と、二度に分けて亭主に声をかける。
- お茶入れは?
-
酒井家伝来の岩城文琳でございます(吹上文琳、若草文琳、木下丸壺)
- お茶杓のお作は?
-
11代より前を答える(一燈など)※銘は無い
- お仕覆のお裂地は?
-
鳥襷緞子でございます(白極緞子、笹蔓緞子)
お茶を飲むとき
- 天目台を持って、感謝する
- 畳の内側(膝前)に自分の古帛紗を広げて、右左で茶碗を取り、古帛紗の上に乗せる
- 茶碗を右回り90度×2回転
- 古帛紗ごと茶碗を包みながら飲む
- 正客の古帛紗を連客も使う
拝見(天目茶碗・天目台)
- 一礼
- 古帛紗を隣(畳の外)に広げる
- 茶碗を拝見
- 茶碗を拝見後、古帛紗の上に乗せる
- 天目台を拝見
- 茶碗を天目台に乗せる
- 古帛紗を懐中
- 一礼
拝見(茶入・茶杓・仕覆)
特記事項なし(いつも通り)
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