四ヶ伝 part.2|【台天目・Daitenmoku】裏千家・炉のお点前ポイント

四ヶ伝(しかでん)」を勉強中の皆さん、お疲れ様です!

当ブログにアクセスいただき、誠にありがとうございます。

教本がなく、不安になりがちな「四ヶ伝」の科目について、まとめを作っております。

4種目ある「四ヶ伝」の中で、本ページがpart.2の位置付けとなります。

part.1 唐物・炉
part.3 盆点・炉
part.4 和巾・炉

「唐物」のお稽古が一段落し、さて次は「台天目」にジャンプアップ!

このページにお越しになった中には、そのような方が多いのではないでしょうか。

わたし
唐物、お疲れ様でした!
しかし、台天目はさらに難しいです(涙)

このページでは「台天目」について、私なりのポイントを纏めていきます。

以下のような方々のお役に立てるページを目指しております。

・台天目のポイント、なんだっけ・・・?((( ゚д゚)))
・来週、台天目のお稽古だなぁ。ポイントを復習しておこう!
・台天目って、どんなお点前だろう? 未来のために、少し読んでおこう!

Contents

自己紹介

都内の金融業界に勤めている、30代の女性です。

大学時代は、休暇のたびにあちこち海外を飛び回っておりました。

もう1度行きたい国は?と聞かれれば、「インド」です。

社会人になってからも「マングローブ植林」をしにタイやフィリピンに行ったり、

「象使い養成講座の旅」に申し込み、ラオスに行ったり・・・。

わたし
そんな私だからこそ・・・!

「これまでとは違う自分の扉を開けたい!」

そう思って、社会人2年目の秋に、茶道を始めてみることにしました。

元々、一度始めたら辞めない性分なので、幸い細く長く続いております。

自己紹介のページを作成しておりますので、こちらにもお立ち寄りいただけますと嬉しいです。

需要は無いと思いますが、英語版の自己紹介も作りました。

台天目(炉):台天目の点前は、なぜ難しいのか?

最初に言います。

「台天目」は「唐物」よりも難しいです。

ですが、「どうして難しい(と感じる)のか?」を整理しておけば、難しさは半減します◎

私が考える「台天目の難しい要素」は以下の通りです。

・「天目台」という新しいアイテムがある。
・「象牙の茶杓」という新しいアイテムがある。
・「唐物」の印象に引きずられて、混乱する。

特に、厄介なのが3番目!!

道具を準備する段階で「唐物」と「台天目」を混同してしまうケース、よくあります。

わたし
私は、唐物のときに象牙の茶杓を準備してしまう癖があります。
「唐物は元節」、「台天目が象牙」!
道具唐物台天目
水指曲水指曲水指
建水唐銅唐銅
茶入唐物茶入和物茶入
茶杓元節象牙
茶入の清め方帛紗は「真」
(四方捌き)
主役だから!!
帛紗は「草」
(四方捌き)
天目台の清め方帛紗は「真」
(四方捌き)

主役だから!!
抹茶の出し方掬い出し掬い出し
茶筅通し前後共に、2度上げ3度打ち
(通常パターン)
前後共に、3度上げ3度打ち
(上げる前に、茶碗に預けない!)
拝見に出すとき茶杓に仕覆をかけるかけない!!
お客さん(拝見)自分の古帛紗を出す
(唐物茶入を置くため)
自分の古帛紗を出す
(天目茶碗を置くため)
shiro no panda
拝見に出すときの「かける?かけない?」は、定番の混乱ポイント!

台天目(炉):はじめに準備しておくもの

お点前を始める前に、以下を茶室に準備しておきます。

・曲水指
・和物茶入(右)
・天目台+天目茶碗+象牙の茶杓+茶筅+茶巾(左)

わたし
建水を持って入室し、START!

台天目(炉):お点前の流れ

STEP
事前のセッティング

・曲水指を運び、その右前に「和物茶入」、左前に「天目台セット」を置く。

・天目台は落とさないように、羽を深く持つ。

STEP
お菓子を運ぶ

四ヶ伝なので3種。(問答では「数々のお菓子を・・・」と言う)

STEP
建水を持って入る

・両手をつく。

・襖は「下方」を触って開ける。

・天目台を「左右」の順で持ち、膝前奥に置く。(貴人点のように手を動かして持ち替えない)

・茶入を膝前に置き(片手)、草(四方捌き)で清める。ここは通常通り。

・象牙の茶杓を清める。3往復+1回push+2回に分けて抜く+草に捌き直して、清め拭き。

・茶筅を取り出す。

・茶巾を水指の上に置く。

STEP
小濯ぎをする

・茶碗にお湯を注ぐ。左手の第一関節を添える。(帛紗は右膝)

・反時計回りに、小濯ぎ3回。落下防止のため、膝の上で回す。

・両手でお湯を建水に捨て、右手で露切り。

・茶碗を天目台に戻す。

・再度、茶碗にお湯を注ぎ(中蓋!帛紗は右膝)、茶筅を入れ、両手で火窓前に仮置き。

STEP
天目台を清める

・帛紗を「真」に捌いて(四方捌き)、天目台を清める。4手。天目台は、浮かせる。

・帛紗を握りこんで、両手で天目台を置く。(=お茶を点てやすい位置!

・帛紗の「上から3枚目」を取り、草に捌いて、右膝。

STEP
茶筅通しをする

・両手で茶碗を持ち、膝の上で茶筅通し。3度上げ3度打ち。

茶巾で露切り。

・茶巾で茶碗を拭いたら、茶碗は天目台へ。茶巾は蓋の上へ。

STEP
お茶を点てる

・茶杓を、一旦、茶碗に預ける。

・茶入を左手で持ち、必要量を掬い出し。

・象牙の場合は、茶碗の内側で、手を添えながら、コン!

・お湯を注ぎ、お茶を練る。(帛紗は左膝)

・左右の順で天目台の羽を持ち、客付に回る。

下に置かずに、その場の低い姿勢で、反時計回りに2回。鐶付に出す。

・左右で、膝退。

STEP
中仕舞いをする

・お服加減を聞いたら、膝行して中仕舞い。

・客付に回り、「お茶銘・お詰め・お菓子」の問答。

・末客の吸い切りで、中仕舞いを解く。(最後は、水一杓・帛紗腰)

・茶碗が返ってくる。

STEP
片付ける

・茶碗を膝前に取り込み、総礼。

・茶碗にお湯を入れ、小濯ぎ3回。右手で露切り。「一旦、おしまい」の挨拶。

・水を注ぎ、茶筅通し3回茶巾で露切り&拭く!

・茶碗を台に置き、茶筅を入れ、茶杓を持ち、建水を引く。

・茶杓を清め、引き抜いた流れで、建水の上でポンポン。捌き直さずに、清め拭き。

・帛紗腰。

水指の前に、茶碗と茶入を置き合わせる。(本仕舞い)※茶入を先に動かす。

・水一杓。釜の蓋を閉める。柄杓を置く。水指の蓋を閉める。

・拝見の声がかかる。

STEP
拝見に出す

・茶入を膝前に置き、茶碗を水指の真正面に移動。(ポジション変更

・茶入を左手に乗せて、客付に回る。

「草」に捌いて(四方捌き)、蓋を二引き&胴拭き、帛紗を下に置いて、2回回して出す。

(回し出しをしていないので、口を清める必要がなく、蓋は外さない)

・帛紗腰。

・正面に戻って、茶杓を取り、客付正面から手をついて出す。

・居前に戻り、仕覆を取り、客付正面から手をついて出す。

STEP
終わりに向けて

・道具を下げる。(建水セット、茶碗、水指)

水指を引くときに、手をついて襖を閉める。

・通常通りに道具の問答をして、終了。

STEP
【お客様編】

<飲み方>

天目台ごと、感謝。縁外。

膝前に古帛紗を広げて茶碗を下ろし、縁に指が付かないように、両手で茶碗をふっくら持って、時計回り。

両手で古帛紗ごと抱えるようにして飲む。

<拝見>

・全体を眺めてから、天目台の横に古帛紗を広げ、茶碗を見てから、古帛紗の上に置く。

・天目台を見たら(ひっくり返す方向に注意!)茶碗を台に戻し、古帛紗を懐中。

最後にもう一度、全体を眺める。

STEP
【問答編】

・天目茶碗(例)灰被天目禾目天目

・天目台(例)記三、余三、盛阿弥(いずれも塗師)

・茶入(例)古瀬戸

台天目でのお茶のいただき方(お客様の所作)について、分かりやすい動画がございましたので、紹介いたします。

立川宗嘉様のYouTubeより

台天目(炉):まとめ

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

本ページでは、「台天目」(炉)のお点前について、私なりのポイントを纏めました。

改めて、攻略のカギを挙げます。

・「唐物」と「台天目」の比較を要整理。
・準備する道具を間違えないことが、大前提!
・帛紗の畳み方は2パターン。いつ「真or草」なのかを、頭に入れよう。
・「見映えよく畳む」ために「真の帛紗捌き」の練習をしよう。
・拝見では、茶杓に仕覆を「かけない」!!

これからも一緒に四ヶ伝を頑張っていきましょう。

「台天目」のお勉強、お疲れさまでした!!

余力がある方は、復習でパワーアップ!

part.1 唐物・炉
part.3 盆点・炉
part.4 和巾・炉

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