こんにちは!仕事と両立・茶道ブロガーのたまごです( @JapanesePocket )。
今回のテーマは「貴人清次」(きにんきよつぐ)。
貴人点が身に着いたら、チャレンジしてみたい科目ですね!
さあ、間違えやすいポイントを復習していきましょう ^ ^
- この記事を書いた人
炉:茶杓の銘一覧
お稽古で必要になる「茶杓の銘」。
以下の記事で準備しておきましょう!
各月10個の「銘」を掲載していますので、お好きな言葉を見つけてくださいね。
貴人清次・炉・薄茶 事前準備
以下に加えて、次章に記載のアイテムも準備。
次茶碗・千鳥茶巾・千鳥板・薬缶の水次
茶巾は合計3つ準備。(①貴人茶碗の中、②次茶碗の中、③水次の上)
【参考動画】千鳥茶巾の畳み方
貴人清次・炉・薄茶 茶室に準備しておくもの
※ 冒頭に1分間の亭主の挨拶があるため、1分後から視聴すると丁度よいです。
点前を始める前に、はじめから茶室に準備しておくものは、以下。
貴人を迎える席は、四畳半以上で、棚 or 台子を使うのが好ましいそうです。
- 棚
- 棗(水指の上の板)
- 水指
千鳥板を懐中!
次茶碗の中は千鳥茶巾!
貴人清次・炉・薄茶 茶室に持って入るもの
- 貴人台+茶碗
- 建水+次茶碗
基本的には、棚の薄茶点前と同じ流れで進めます。
貴人台を持つときは、左右両手で同時に。
台天目のときは「左・右」と時間差で羽をつかみますね。
所作の違いを意識してお稽古をしましょう!
貴人清次・炉・薄茶 お茶を点てるまで
※ 冒頭に1分間の亭主の挨拶があるため、1分後から視聴すると丁度よいです。
私がよく混乱する・間違えてしまうポイントは、以下。
- お菓子を持って入るとき、一礼。(お菓子の退室時も一礼)
- 建水と一緒に次茶碗を運ぶ際は、右・左・右で手のひらに乗せ、肘を貼って歩く。(左手でポンと右手に乗せない)
- 次茶碗は、建水を置いたあと左手で置く。高さは建水より上、風炉先屏風と茶碗の下側が同じ高さ。
- 建水をあげるときの位置は、次茶碗と同じ縦列になるように。
- 茶筅を取り出したら(茶巾は茶碗の中のままで)釜の蓋をあける→茶巾を蓋の上に移動→湯を汲む→茶筅を入れる→茶碗を点前に引く
- 貴人茶碗の中で茶筅を動かす際、左手で茶碗を上から押さえる。また、左手を茶碗に添えるのは、茶筅通しのために茶筅を入れるときだけ。(台天目では常に左手を茶碗に添える)
- 水指の蓋は2手で開ける。
- お茶を出すときは客付き正面に回り、貴人台を宙に浮かせて時計回し。
【参考】台天目のときも、天目台は宙に浮かせて(ただし低い姿勢で)回す。
貴人清次・炉・薄茶 次茶碗でお茶を点てる
亭主が一口飲んだら
「お次にも差し上げます」
- 茶筅は建水の肩→千鳥板を出す→千鳥茶巾を置く
- 茶筅通しは、1度あげ。
- 次客の一口で帛紗腰。(吸い切りではない)
千鳥茶巾は、畳み替えたりせずにそのまま使って茶碗を拭きます。
茶碗を拭き終わったら、再び千鳥茶巾の形に戻ります。
貴人清次・炉・薄茶 拝見の声がかかるまで
※ 冒頭に1分間の亭主の挨拶があるため、1分後から視聴すると丁度よいです。
- (茶碗に茶巾、茶筅を入れたら)煤竹の茶筅を元の茶筅があった場所に移動し、貴人台を勝手付きへ。このとき、茶杓はまだ棗の上にあり、次茶碗のときに片づける。
- 次茶碗の茶筅通しは、一旦預けてシャカシャカして「の」の字のみ。茶筅をあげない。超簡略!
- 茶巾を茶碗に入れたら、千鳥板を懐中。
- (茶杓を持ったら)建水を、かなり引く!次茶碗を置くスペースを確保要。
- 棗・次茶碗を、棚の前に揃える。
貴人清次・炉・薄茶 拝見~終わりまで
- 柄杓と蓋置を、天板にかざる。
- 棗:客付き正面から出す、茶杓:居前から出す
- 貴人点、貴人清次は「このために設えた感」を出すことが大事なので、茶杓の作を答えるときは昔の人ではなく、最近の人(例えば、現在の家元)を答えるべし。
- (はじめと同様に)建水と次茶碗を両方持って帰る。
- 貴人台持って帰るとき、茶道口で一礼。
- 4本足の棚での水次は、水指をおろす&薬缶。
私の推しポイント
せっかく、時間とお金をかけてやるお稽古ですから、自分なりの推しポイントを持ってお稽古に臨むことをオススメします。
私の推しポイント!
- 貴人点はもう理解しているので、一捻りしたい。
- 千鳥茶巾の畳み方、千鳥板の扱いを思い出せる。
- 煤竹(すすだけ)を使う場面を思い出せる。
貴人清次(炉)のテキスト
私は以下の本を購入しています。(白黒なのが難点)
※ 貴人清次の風炉は「上」に載っています。
上・中・下、3巻すべて買っちゃうのが一番効率的だと思います!